コンサルティング会社東京オフィスの歴史

BCG東京オフィスの歴史を語る上で、創業者のブルース・ヘンダーソン氏と、東京オフィス初代代表を務めたジェームズ.C・アベグレン氏の功紙は大きい。

1960年代、BCGの創業メンバーは、軍事用語だった「ストラテジー」をビジネスに活用し、経営戦略」という新しい分野を切り拓き、企業経営のあり方に大きな影響を与えた。

それまで経営学の対象は主に組織や会計などだったが、彼らは創造的な戦略による競合優位性の構築を追求。

企業の独自のヘンダーソン氏は、我々が世の中を変えていくとよく語っていた。彼らの研究から、「工クスペリアンス・カーブ」やポートフォリオ・マネジメント」などの経営理論が生み出されていった。ヘンダーソン氏は、欧米企業とは異なる経営モデルで急成長していた日本企業に強い腿念昧を持っていた。

そこに『日本の経営』を出版した日本研究の第一人者、アベグレン氏が登場する。アベグレン氏は、戦後の日本経済の驚異的な復興に着目し、日本企業の経営手法に関する研究を進めていた。日本でのオフィス開設に強い意欲を持っていたヘンダーソン氏に誘われ、BCGに参画。そして、アベグレン氏が初代代表となって、初の海外事務所である東京オフィスを立ち上げていく。

東京オフィスの設立によって日本企業の研究は本格化。欧米企業から、日本企業の経営が異端視されていた当時、日本企業の戦略性が工クスペリアンス・カーブの理論により実証されるなど、世界中の企業に大きな影響を与える洞察が生み出されていった。

ほかに先駆けて日本企業独自の優位性に着目したBCGは、その後、日本企業を熟知した戦略提案によって、国内で数々の実績を収めていくことになる。

工クスペリアンス・カーブ(経験曲線)

累積生産量が2倍になると、実質コス卜は一定の割合で低下するという経営理請。1960年代の提唱当初は懐疑的な見方もあったが、日本企業の分析を通じてその有効性に対する認瞭が高まり、世界各地の多くの企業で応用されるようになった。

プロダクトポートフォリオマネジメント

複数莱業を抱える企業にとっての資源配分分という課題に対して、共通の土俵を提示するために開発された分析的枠組み。キャッシュフロー需要とキャッシュフロー創出力の2軸で各事業の位置付けを評価する。